にしだ眼科事務長 英国ITEC Beauty Therapist
IVC研究会 メディカルディレクター
《オーソモレキュラー療法》
ノーベル賞を2度受賞したアメリカのライナス・ポーリング博士は1968年に
科学誌サイエンスで、「体の中に自然に存在する物質(ビタミン、ミネラル、
アミノ酸など)を分子レベルで最適な量を投与して
病気の予防と治療をする」
という意味のオーソモレキュラー療法を提唱しました。
第43回 国際オーソモレキュラー医学会 学術会
オーソモレキュラー医学会が
、2014年4月25日〜27日にカナダの
バンクーバーで開催されたので出席して来ました。
その中で興味深かったご講演
◎ 「老化する脳:子宮内で及ばす幼児期の栄養が
その後の神経認知に及ぼす影響」 Aileen Burford - Mason Ph.D.
※妊娠中の母親の食品摂取内容は、その後の子供のIQを高くするか、
低くするかに強く影響する。
※推奨する食品:栄養
・果物、野菜
・砂糖は少量か、もしくは採らない。
・毎食、良質の脂肪を採る。
魚の脂肪、ナッツ、種子、等。
1日に1~3個の卵を採る。
・毎食に、タンパク質を110グラムから170グラム採る。
… という、これから妊娠してお母さんになられる女性には
大変興味深く、実践して欲しい内容でした。
◎ 「アルツハイマー型認知症の原因と予防」 Patrick Holford Ph.D.
※脳の委縮
・正常な脳で、 1年に0.5%
・軽度の認知症で、1年に1%
・アルツハイマー患者で、1年に2.5%の縮小率
※非遺伝子的リスク(原因)
・高ホモシステイン血症
・肥満
・喫煙
・高コレステロール
・高血圧
・運動不足 etc.
※ホモシステイン値を下げるためにすべき7条件
・緑黄色野菜、種子、ナッツ、豆類、葉酸(レバー、鰻、枝豆等)
・魚、卵、ビタミンB12(しじみ、あさり)
・デカフェの珈琲
・過度のアルコールは止める
・ストレスの無い生活
・禁煙
・毎日、ホモシステイン値を下げるサプリメントを採る
諸先生のご講演から学ぶ事は、健康な生活はまず身近な
自分達が出来ることから始め、病気にならない様に
予防をすることが1番大切、ということです。